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makistove315

まきすとーぶさいこー

自転車は1日で乗れるようになる。いや、なってしまった。

「成功に失敗は付き物」

 

これを分かりやすく説明するために、自転車の例をよく取り上げる。

 

幼少期に自転車の練習をした際、転んでは立ち上がり、転んでは立ち上がり。擦りむいて血を流しながらも、練習を続けた結果、自転車に乗れるようになった。

それは誰もが一度は通過する、努力と継続によって「困難を乗り越えた」という経験の瞬間であり、その後の成長過程においても自分はできるんだ!やればできるんだ!という根拠の有る自信を持つことが出来る。ここで得た自信を元に、逆上がり、水泳、勉強、受験、就職。恋愛、経験、結婚とつながっていくのだ。我々世代には必須の経験であったはずだ。

最近では、ここで身につけた忍耐力は、ブラック企業で生き抜くために使われている。非常に重宝されるスキルなんです。

 

また、練習に付き合った大人たちは、小さな子供達が諦めずに練習をする姿を見て、自分ももっと頑張らなければ。と良い刺激を受けるのだ。

 

自転車の練習は、子供と絆を結べる数少ないチャンスである。父親にとっては貴重なライブイベントのうちの一つなんです。

 

しかし、最近では驚くことに、この定番が崩れかけている。

 

何と、「自転車は1日で乗れるようになる」という方法が発見されてしまったのだ。

 

しかも、一度もこけずに乗れるようになる。血を流しながら、歯を食いしばって、忍耐有りきの練習は過去の風習となってしまった。

 


へんしんバイク! 子供 自転車 に乗れたよ♫ おでかけ Henshinbike バランスバイク Bicycle

 

最初にこの動画を見た時、「嘘だろ」と疑ってしまった。1日で補助輪無しの自転車に乗れるようになるなんて。自分の頃はどれだけ血を流したと思っているのだ。どれだけ苦労したと思っているのだと。

 

疑いながらも、我が子に買い与えてみた。

 

すると、

 

驚く事に、本当に乗れるようになってしまった。

一度もこけずに。

おそらく、こういった子供には「苦労して困難を乗り越えた」という感覚は無いだろう。

良いのか悪いのか。あまりにも短時間で簡単に乗れるようになるため、将来記憶に残っていないかもしれない。それはそれで、寂しい気もする。

 

・・・

 

時の経過とともに、新たな「コツ」が発見される。

ブレイクスルーはある日突然やってくるのだ。

「Googleが選ぶ20世紀の名著100選」の堂々1位に輝いた「科学革命の構造」トーマス・クーン著においても同様の事が述べられている。パラダイムシフトは突然やってくるのだ。

 

 

不快、不便、困難。今後そういった無駄な障害はだんだんと無くなっていく。

 

良いんだか悪いんだか分からない。

 

科学革命の構造

科学革命の構造