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makistove315

まきすとーぶさいこー

売れる本の傾向 〜 日本・韓国・フランス・イタリア〜

日本

売れる本のランキングを見ると、その時代背景が見えてくる。最近の日本では、自己啓発系の本が良く売れる。嫌われる勇気、夢をかなえるゾウ等々。

 

これは人々が精神的な充実を求めている証拠だろう。バブル崩壊〜IT革命〜リーマンショック〜震災という激動の流れを経て、日本中がマテリアリスティックからの脱却を目指し始めた。そしてついに、

マズローの5段階欲求で言うところの、ピラミッドの頂点に達したと言う事だ。

 

1999年に公開された映画「ファイトクラブ」でも、ブラピが、

「俺は文明の思い上がりの象徴とも言える、物質至上主義を拒否する。」

と言っている。

 

日本は10年遅れでアメリカの後を追っていると言われているが、まさしくその通りだ。近年流行りの若者の◯◯離れや断捨離、ヨガに瞑想、マインドフルネスにヒュッゲ。

新卒者の希望就職先は給料面よりも、残業無しや有給の取りやすさを重視する傾向にあるとも言われている。おっさんは井の中の蛙です。彼等には一生理解できないでしょう。

新社会人の皆様には、是非自分の感覚を信じて、このまま歩んで欲しい。親世代の言うことなど聞く必要はない。

 

将来の社会科の教科書に、

 

かつて我が国では「長時間労働」というとち狂った風習があった。

皆、寿命が縮まると分かりながら仕事に没頭した。皆、家族が崩壊すると分かっていながら仕事を優先した。

狂気の時代でした。

 

と載る時代が来て欲しい。第二次大戦の総玉砕的な狂気と同じ扱いをして欲しい。

 

 

韓国

お隣の韓国での本の売れ行きはどうかというと。

日本と同じく、自己啓発系の本が人気のようだ。というか、日本以上だ。嫌われる勇気はハングルに翻訳され大ヒット。その他の日本の本が結構売れている。

韓国はご存知の通り受験大国であり、小学生のうちから勉強漬けの生活を強いられる。

ちきりんさんも昨日のツイッターでその韓国の様子を呟いていたが、韓国の学生は本当にハードだ。あれじゃあ精神もぶっ飛ぶでしょう。自己啓発に救いを求めるのは、過労死直前の日本のサラリーマンと同じ心境なのでしょう。

 

日本では、頻繁に韓国の負の部分が放送されるが、あんなのはごく一部の人間であって、大半の韓国人は驚くほど礼儀正しく、親切で真面目だ。社会人になってからもよく勉強していて、英語なんて出来て当然。よっぽど日本人よりも優れている。

そんな真実は日本国内では知り得ない。海外に行かなければ分からない。

日本国内で放映される嫌韓を煽るテレビを見る層は、残念ながら海外とは無縁でしょう。反日を煽るテレビを見る韓国人も然り。いつの時代も貧困化と右翼化は比例する。

 

 

 

フランス・イタリア

自己啓発系が人気だった日本と韓国。

超絶ホワイトの労働環境が当然の国々ヨーロッパではどうかというと、自己啓発系の本はほとんど売れない。なぜあんな本を読むのか分からないらしい。

 

なんと純文学やら詩集やらが売れるらしい。(純文学の定義は割愛。)ハルキ・ムラカミの価値は日本人よりも分かっている。純文学を読むなんて、余程精神的に余裕があるのでしょう。日本の満員電車の中で村上春樹なんて間違って読んじゃったら、吐き気が止まらなくなる。

 

 

おすすめ

日本にも優れた純文学は存在する。

 勿論、村上龍の限りなく透明に近いブルーや綿矢りさの蹴りたい背中やらではない。

前者の騎乗位で挿入したまま女がグルグル回る描写や、後者の片耳でラジオを聴く(その方が耳元で囁かれている感じがするから)等々の寒気がする瞬間冷却的純文学ではない。寒気といっても、いわゆるお笑い用語の寒さだ。スベったってヤツだ。

 

 

本物の純文学とは、

「無職日記」アメリカ・アマゾン著

だ!

 

これは、著者が無職時代に書いた本であるが、本人様のツイッターを見る限り、殆ど売れていないらしい。

なぜかというと著者が、無名中の無名だからだ。

しかし、内容は日本一だ。今世紀最高の作家だ。

 

 

無職日記 「無職」は人生の必修科目! (カドカワ・ミニッツブック)

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