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makistove315

まきすとーぶさいこー

もしサカ 〜 もし三四郎の相田周二が酒井崇男の「タレントの時代」を読んだら

エピローグ

世の中には抜群に優れた人がいる 。いわゆる 「タレント 」と呼ばれる人である 。お笑い偏差値が高いのは当然だが、自分でネタをどんどん見つけて笑いを取ってしまうタイプの人・・・

 

本家の方はこんな書き出しだっただろうか。

才能溢れるお笑い芸人というのは本当に、ほんの一握りだ。

我が国の最高学府東京大学の学生数は、院を合わせて約27,000千人。

プロ野球選手は、約900人。

jリーガー、約1000人。

 三四郎レベルの芸人、数人。

トップと思っていた東大生、プロ野球選手、jリーガーが遥か彼方に霞むほど、三四郎の価値は高まっている。

 

 

スペシャリスト小宮の実力

私が常々日頃から過大評価をしている三四郎は、今後活躍の場が増えていく事が明白である。

三四郎とは、滑舌と目付きと態度が異常に悪い小宮と、じゃない方芸人の相田の二人組である。小宮はもう既にテレビに出まくっているため、この調子で行って欲しい。彼の良い点は、主に次の2点。

・ツッコミ

・フリートーク

だ。この二つが抜群に良いため、大御所司会者芸人からも重宝されている。台本にない急な振りにも対応可能であり、フリートークも場に応じてオチまで持っていく能力がある。

笑いのスペシャリストと言えるでしょう。アドリブが一切きかないぽっと出の一発屋芸人とは違い、小宮は、取り敢えず雛壇に置いておくと収録に耐えうるコメントをかましてくれるため、非常に重宝されている。

 

 

じゃない方相田の魅力 

一方、じゃない方芸人の相田はどうかというと、意外と言っては失礼だが、小宮とは違った才能溢れる芸人である。小宮は、その容姿、キャラクター全般等くせとあくの強さから、印象に残り、プレイクした感がある。

相田はどうかというと、クセもあくもない普通の見た目、普通のキャラ。すべてが普通である。すべてが普通だと、芸能界で認知されるには時間を要するが、相田も漏れずにその例にハマった形だ。

しかし、ナレーターに起用されたり、タモリ倶楽部で冷静なコメントを残したり、徐々に呼ばれるようになってきている。

もちろん。ラジオでは相変わらず冷静な運営等番組進行をこなしており、その安定感はずば抜けている。

そう。相田の最大の魅力は、個人としてのプロフェッショナルな能力ではなく、他の芸人を使いこなすマネジメント能力にある。

これは一般のビジネスパーソンにも当てはまる事であるが、あくの強いプロフェッショナル、ベテランのスペシャリスト、才能と勢いのある無名の新人等他の人間を使いこなして、組織として最大の結果を残すというのは、マネージャーの見せ所である。

相田はこれができる貴重な存在である。

 

 

「タレントの時代」

 さて、そんな相田周二が酒井崇男の「タレントの時代」を読んだらどう変わるのか?

「タレントの時代」におけるタレントとは、芸能人の事を指すタレントとは少しニュアンスが違う。

本書でのタレントとは、「組織の中で新たな価値を創造する人物」というニュアンスが含まれる。

一言でいうと、「圧倒的に優れた人物」とも言えるだろうか。

タレントは、周りの人間を次々と巻き込み、組織に活気と利益をもたらす。なんの指示も出さなくて良い。タレントが勝手に新規事業を提案し、勝手に戦略を立案し、勝手に現場をまとめ、最終的に利益を計上するのだ。

こんな事が出来る人間は会社に一人いるかどうか・・・と言った感じもするが。これからはこういう人物が会社を引っ張っていくのだ。

 

 

 

「相田は本書をどう活かすべきか」

これまで、三四郎の相田がいかに多才で将来性があるかを述べてきた。さらには、「タレント」がいかに必要かも述べてきた。

相田が目指すべき最終到達点地点は、プロフェッショナル・プレーヤーではなく、「タレント」だ。

つまり、

 

・司会者から話を振られた時に、抱腹絶倒間違いなしの面白コメントを確実に連発する、スーパー雛壇芸人

 

ではなく、

 

・視聴率を取れる番組を作る「タレント」

 

を目指すべきだ。

呼ばれた番組でいかに面白い事を言おうか。と、ちまい事を考えるのではない。自分が、他の芸人を呼ぶ側に立つのだ。

いかに面白い芸人を集めて、編集等のスタッフは誰にするのか。作家は?ナレーションは?司会者進行をどうするのか。そこをまとめるのだ。

 

 

究極の目標

結論を先に言おう。究極の目標は、

 

「相田の番組は面白いから見る」

 

と言われるようになることだ。

このクラスの芸人は、ダウンタウン、さんまさん。くらいだろうか。

 

遅咲きではあるが、まだ30代中盤である。先は長い。今のうちから、どの芸人を集めて、どういうコーナーをやって、どの層にどういう笑いを提供するのか。シュミレーションをして頂きたい。

話が来てから準備するのでは遅すぎる。話が来た時に、

「実はこういう構想があるんですが。」と話し始めたらどうだろうか。初見から好印象を与えることができる。

 

私がなぜここまで三四郎の相田周二に固執するかというと、同氏をビジネス界で例えると、「派遣社員」レベルだからだ。能力と才能はあるが、地位は低い。やり方を変えれば、どんどん上に登っていくことができる。派遣社員が企業のトップに立つサクセスストーリーを誰もが見たいではないか。

 

4月に入ったとはいえ朝晩は冷え込む今日この頃。窓を全開にしてコタツ布団にくるまりながら過ごしているであろう相田には、ぜひお笑い界に旋風を巻き起こしてもらいたい。ゲラへー。アディオス!